各企業のHPを見ても、なかなかわからないことが多いです。
転職サイトなどの情報や、就活サイトによってはどういったことを聞かれたかなどはそれなりには参考になるかもしれません。
しかし、できることならば、直接業務にかかわっている社員と就活うんぬんなしに話を聞きたいのではないでしょうか。
その一つの方法が、展示会を利用することです。
展示会で情報収集をする
業界によりますが、なんらかの製品を作っている会社の場合、展示会を行っている場合があります。
もちろん、この手の展示会は学生向けではなく、商談向けではあります。
学生でも参加可能なものもあります。
また、学生不可と書かれているものもありますが、そういう場合は、誰か社会人と一緒に参加するようにします。
展示会のいい点は、展示会に出ている人は営業の人たちも多いのですが、実際に作っている開発者が出ていることもあります。開発者は、自分が世の中に出した製品などについて、お客様の声を聞くためなどの理由で来ていることもあります。
企業セミナーの場合、どうしても人事の人がでているだけだったりすることが多く、会社の内部のことを聞こうと思ってもあまり聞けないことも多いです。それは、人事の人たちと実際の業務を携わっている人たちとでは、やっている内容が異なるからです。
実際の実務をやっている人に、会社説明会やインターン以外で直接話を聞くことのできる機会です。会社説明会では担当が人事の人だったりすると実務は聞くことができません。
展示会の例
東京ビッグサイトや、幕張メッセでやっていることが多いです。
また、オンライン開催というものもありますが、できれば、直接見に行ける方がいいでしょう。
CEATEC(シーテック) メーカーやIT企業など多くのハードウエア、ソフトウエアの会社が参加しています。
HCJ ホテルやレジャーといったサービス業の会社が参加しています。
東京ゲームショー ゲーム関連、VR、eスポーツといった企業が参加しています。
東京が多いかもしれませんが、他にもたくさんありますので、検索してみてください。
何を聞けばいいのか
自分があまり詳しくないので、聞くことにちゅうちょしてしまうこともあるかもしれません。
学生の場合であれば、学生であることを伝えて、「これはどういうものですか」と聞いてしまうので問題ありません。
案外、会社の仕事についても、その人の感じていることについて、そのまま話してくれる人もいる時もあります。
もちろん、答えてくれない人もいるかもしれませんが、それはあくまで、展示会は本来、お客様のために行っているものなのでというところで考えましょう。
暇そうなときを狙うのがいいです。ただ、CEATECや東京ゲームショーなど、一般の人も入ることができる展示会の場合は、なかなか人が途切れることはないかもしれませんが…。
補足
業界によっては展示会のようなところに出ていない場合もあります。
そういう場合は、インターンシップに早めに参加してみてください。
インターンシップの方が内定をもらうことよりも倍率が高い企業もあります。
インターンシップで落ちたからといって、就職自体をあきらめるようなことはしないよう、注意してください。
ただ、どうせ倍率が高いからといって、申し込まないと、あとで、「なぜ、申し込まなかったのか」など言われます。
「展示会」に参加できた場合は、志望理由などについてもだいぶ話しやすくなります。
逆にみんながやっていないことですので、それでプラスになることもあります。
企業は、「どこでも大手ならいいや」と思っているような人は採用しません。
自分は学歴が高いからどこでも通るだろう、というような人も採用しません。
「この企業で働きたい」と本気で思って行動している人を採用したいと思っています。
それは、お互いみんなそうではないですか?
結婚相手を選ぶ時にも、イケメンだから、カワイイから、というような理由だけで選ばないのではないでしょうか。
「大手だから」というのはそういうことです。