まだ、慣れていない学生の自己PR欄を見ていると、自己紹介をしてしまっている人を良く見かけます。
自己PRのときに、「私は、コミュニケーション能力が高く、誰とでも仲良くできます。」
これは、NGです。
確かに、企業の求める人物像には良く「コミュニケーション能力」とは書いてあります。
しかし、「誰とでも仲良くできる」ということは、コミュニケーション能力の一つには違いませんが、企業の求めるコミュニケーション能力ではありません。
これは、自己PRではなく、自己紹介なんです。
まず、企業の目線に立ってください。
「誰とでも仲良くできます」という人を積極的に採用したいと思いますか?
もちろん、「周りの人とうまくやることができません」というよりは、確かに良いかもしれません。(そういう人は、他の強みを持っていることも多いので、それはそれで良いのですが)
本題に入る前に、少しコミュニケーション能力についてお伝えします。
コミュニケーション能力とは
企業にもよりますが、企業の求めるコミュニケーション能力とは、
・相手が頭に浮かべて表現(言葉や文章にて)していることを正しく読み取る
・自分が頭に浮かべて表現(言葉や文章にて)していることを正しく伝える
この2点を指します。
コミュニケーション能力が低いということは、これが苦手なことです。
よく、「何を言っているのかわからない」と言われたり、相手の言っていることがわからないことが多いというのは、伝える側か、聴く側においてコミュニケーション能力が欠如していることになります。
よく、コミュニケーション能力が低いエンジニアが多いのは、「相手の気持ちを想像する能力」が欠けていることが多いからです。もともと、理系であったり、オタクであったりすると、良くも悪くも、ある分野の知識は強いのですが、そもそも、人と人とのコミュニケーションに揉まれる経験が圧倒的に少ないことが多いです。
もちろん、理系の人が全員コミュニケーション能力が低いというわけではないのですが、理系というと基本的に男子が多く、そもそもコミュニケーション能力がそれほど高くない人たちの集まりになりやすいです。集団行動が苦手とかですね。自分の気持ちが中心で、一言で言えば、自己中心的になりやすいです。
一般的な話をすると、女性の方が圧倒的にコミュニケーション能力が高く、小さい時から、女の子同士で人と人とのやりとりを多く行っています。また、文系に進んでいたりすると、男性であっても、周りに女性が多いと、少しずつ学んでいくことも多くあります。
学生は関係ないですが、結婚している方がコミュニケーション能力は磨かれます。表面的にいくら異性とつきあったところで何も身に付きませんが、家族となると、毎日顔を合わせるわけですから、男性はいろいろと痛い目にあいながら、少しずつ「ヒトの気持ち」がわかる、ということはあります。
では、自己PRには何を書けば良いのか
話を戻しますが、先ほど、「誰とでも仲良くできる」なんていうのは、強みでもなんでもない、「自己紹介」レベルの話だとお伝えしました。
では、何を話したり、書いたりすれば良いかというと、
・その組織や企業にどんなメリットを提供することができるのか
これを明確に書くことです。
たとえば、ソフトウエアメーカーであれば、より良いサービスを提供することでしょうし、商社であれば、利益率の高い商材を仕入れてそれをどのように展開するかを考えられることであり、食品メーカーであれば、より良い材料を仕入れたうえで、それをどのような形で高付加価値のものにして販売できるかを考えられるか、ということでしょう。
自分が開発なのか、営業なのか、間接部門なのかなど、どの分野にいくにしても、その企業がなんのために存在しているのかを考えれば、何を提供したら良いのかはわかるはずです。
その組織の中で、自分の強みをどのように活かせるか、それを書くことです。