就活の悩み

ESは「気持ち中心」で書いたらダメです

皆さんのESを添削しているときによくみかけるのですが、自分の気持ちを書いていることが結構多いです。
それはガクチカ(学生時代に力を入れたこと)でも、自己PRでもいいのですが、一度、自分の書いた文章を見てもらえないでしょうか。

どうですか?
自分の「気持ち」をたくさん書いていませんか?
「考え方」を書くことはいいのですが、どう思ったかの「気持ち」はほぼ、書く必要はありません。
「行動」を書くようにします。

「自分が一番感動したことを書きなさい」と言われても、どういうときにどうして感動したかを書くのであって、聞いているのは出来事です。「感動した気持ち」についての表現を書いて欲しいということは通常の業種ではあまりないです。

企業が知りたいのは「気持ち」ではなく「行動」の理由

まだ、ES(エントリーシート)に慣れていない時には、なぜか読書感想文のような文章を書いてきます。
読書感想文は感想文ですから、当然、自分の気持ちと、それにともなう過去の出来事、これからの意気込みのようなことを書きますね。
自分の気持ちを言葉にするという練習だからそれはいいです。

しかし、企業は「この人を採用したら仕事をしてくれるのだろうか、一緒にやっていけるのだろうか」という目線で見ています。

なぜ、

行動 > 気持ち

なのかと言えば、気持ちはどうにでも書くことができるんです。どうにでも思うこともできます。
しかし、行動の方が、気持ちが強く現れます。

つまり、言葉でいくらいいことを言っても、行動に表れていない人は、信じてもらえないということです。
だから、言葉よりも行動が重要なのです。

よく言うじゃないですか。
言葉でなく、行動で表せ、みたいな。(仕事では言われたくないですが)

また、どんなにいいことを考えても、行動を起こさないと何も変わりません。
そういう意味でも、気持ちは中心にあっても、行動を書くようにした方がいいのです。

気持ちは全部消していいです

ES(エントリーシート)において、自分の気持ちが書かれているところは殆ど全部消していいです。
「〇〇の時、とてもうれしく感じます」
「〇〇ができず、とても悔しい思いをしました」

こういったことを「感情」で表現するのではなく、出来事で表現するのです。250文字などで字数がとても足りない場合は仕方なく気持ちを使わざる得ない時もあるのですが、300文字以上あるときにはなんとか入れられるはずです。

「悔しい思い」→「〇〇に入賞できませんでした」

のように、気持ちで文章をまとめるのではなく、事実でつないでいくようにします。もちろん、あえて、「入賞できなかったことが、むしろ喜びでした。なぜなら、~」のように通常とは全く違う感情を持ったのであれば、書いた方がいいですが、それは例外だと思います。

それ以外に気持ちで残すのは、「意気込み」です。
意気込みも気持ちではありますが、文章のまとめにつかいます。

「入社後は、〇〇や〇〇に取り組み、〇〇を行っていきたいと思います」

こういう使い方ではありです。
気持ちを一か所も入れてはいけないというわけではないですが、基本的には行動を書き、最後の締めに使うくらいにした方がいいです。

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