不思議な話をします。
皆さんも実感があるかどうかわかりませんが、なんらかの組織(会社、サークル、バイト、恋人など)から離れるときには流れがあります。
例えば、なんらかの番組等でも、問題発言してしまう人、いますね。インターネット上でもいいのですが。
大体、見ているとわかるのですが「この人は、この分野ではもう潮時だな」というのがあります。
サークルなどでもいいのですが、蜜月(うまく、自分とかみ合っているとき)の時もありますが、何かずれていくとき、というのはその人がその場からいなくなる時なんです。
恋人などでもそうですね。
お互い、何か理由があって付き合っていたとしても、双方ともになんらかの不満を持ち始めます。
そして、イベントが起こります。
どちらかに「他に好きな人ができた」みたいなものですね。
そのイベントをもって、その関係は終了します。
仮にその「他に好きな人ができた」というほうがうまくいかなくなろうとどちらであろうとも、その二人はもう元の関係にはなりません。
まさに「覆水盆に返らず」(お盆からひっくりかえった水は元にもどらないことのたとえ)です。
どちらかが、もう一度、取り戻そうとしても、磁石のNとN、もしくはSとSのように何か引っ付かない状況になります。
もちろん、お互いにまだなすべきことがあることで、元に戻ることもないとはいえませんが、一般的には少ないです。
自分を客観的にみるか、第三者に見てもらう
この流れというものは、自分で気づくのは案外難しいかもしれません。
誰しも、自分のことで目いっぱいで、自分のことを客観的にみるということはとても難しいことだからです。
そういう時は、第三者に自分について、その組織なりにいる人でも、そうでない人でいいのですが、どう見えているかを聞いてみるといいです。
「昔はすごくいいと言っていたのに、最近は文句が増えた」
とか何か、自分は気づいていない、昔とは違う気づきに第三者が気づいているときがあります。
会社などの組織でも同じことが起きる
ある人が、組織(会社やサークルなどさまざまなもの)を離れるときには、その本人には気づく「不満」があります。
「今まではこうだったのに」とか、今までと違う何かを感じるんですね。
実は多くの場合、組織に対しては、組織が変わったのではなく、その人が変わってしまっていることの方が多いです。
もちろん、ある組織で、社長が変わって方針が全く変わった、というのも一つの変わったですが、それも一つの「変わってしまった」ですね。こちらの方が少ない気はします。
その「変わってしまった」というときには、もう「離れるとき」なんだと思います。
恋人同士の場合は、双方に変わったのか、相手、もしくは自分が変わったのか、とありますが、組織の場合も同じです。
その「変わってしまった」と思うときに、素直に「退職」して去るほうがいいです。
それなのに、むりやり「大手企業だから、もう入れないから居続けよう」とか、そういうことをやってはいけないんです。
そういう「心が気づいている」のに「心に反して」逆のことをやると、今度は体調を崩したり、家庭内に問題が起きたり、「仕事から目を離さざる得ないイベント」が起こります。
そして、「離れざる得なくなり」次のステップに進みます。
すべての組織には流れ(居心地)がある
すべての組織や、団体、グループ、人には、流れというものがあります。
居心地と言い換えてもいいかもしれません。
イキイキと皆がお互いに思いやっていて活気のある組織もあれば、お互いにいがみあっている組織、どちらがいいでしょうか。
そんなことは聞くまでもないと思います。
その組織に流れている雰囲気を「流れ」と言っています。
ただ、みんなが、「お互いを思いやって活気のある組織」がいいわけではないんです。
面白いものですが、「周りは競争相手だ。一部仲間はいるが、他人を打ち負かして俺は勝つ!」のような雰囲気が好きな人もいます。
どこの組織も、HPはありますが、大体外注しています。
そのために、同業種だと大体、似たり寄ったりになります。
社員のアンケートなどもそうです。(ただ、直接会って話すと違う話を聞けます)
合わない組織に入ると、最初から、「違う」というのは、「周り」も「自分」もわかります。
「周り」も採用した以上は、なんとか育てよう、と努力をして厳しくあたったりすることもあるでしょう。
「自分」も採用された以上は、なんとかしようと頑張りますが、どうにもならないケースというのがあります。
学歴や面接などから、「この人は、こういう人だろう」と思っていても、中身は全く違うということがあるので、就活ではミスマッチは起きてしまうものです。そして、大企業になればなるほど、一人ひとりというよりも、この場でおとなしくやっていけるかを見ていますし、有名企業だったりすると合わないという人はあまりいない(そもそも給与他、福利厚生がいいのでわざわざ辞めない)ので、「合わない」人を見抜くのはとても難しいのです。
自分の周りには、お気に入りのモノを置くといいという記事を書きましたが、居心地が良いモノを選ぶのと同時に、居心地の良い場所を選ぶようにしてみてください。
会社説明会、インターンシップなどでも、まずは行ってくださいというのはそういう意味です。