就活の悩み

就職先が本当にわからない場合

大学3年生からこの時期でも言われることがあります。

「私は、本当に就職先がわからない。どこがいいのか・・・。ホワイト企業と呼ばれるところを中心に探しています」
その大学生の性格を知っている場合は、私はどういうところがいいのか直接話すことはできますが、通常は、自分で回りに相談しながら、というケースが多いかと思います。

そうしたとき、どういう順序で自分が進むといいと思われる会社や組織を選べるかについてお伝えいたします。
大学生がよく言うセリフを二つタイトルにして説明していきます。

「平均勤続年数が長い会社はいい会社ですよね?」

ある大学生は、「この会社は平均勤続年数が7年しかないので受けません」と言っていました。
大学生あるあるの考え方ですが、
「平均勤続年数が長い会社」=「いい会社」
「平均勤続年数が短い会社」=「悪い会社」
と思っていたりしますが、そうとは言えません。

平均勤続年数が長い会社というのは、多くの場合、変化をあまりしない会社です。
古くからある企業で、ある程度自社の立ち位置が決まり、安定している会社は平均勤続年数が長くなります。
これは、いい会社か、悪い会社か、ではないです。
変化を望まない会社だといえます。

もちろん、会社によっては平均勤続年数が短く、大量に採用して、向いている人だけが残ればいいというスタイルでやっている会社もあります。これはこれで、一つのスタイルです。逆に、向いている人は恐らく給料も高くなっていき、居心地もいいという人もいる場合もあります。

一概に、「平均勤続年数が短い」といって「悪い会社」(ブラック企業)とは限らないわけです。
また、成長し続けている会社も同様に「平均勤続年数」は短くなることが多いです。
それだけ勢いをもって進めているため、会社に合う人、合わない人がいます。
人を選ぶ会社とも言えます。

「インターンとかたくさん受けにいくのが面倒」

就活に関しては、ガッツリ準備して複数の会社を受けて、内定も複数もらう人もいますが、割とめんどくさがって少し受けて、一社から内定もらえたら終わりにするような大学生も多いです。

別に複数の会社から内定をもらうまでやめてはならないとか、そういうことではないのです。そもそも、会社訪問を全然しないで決めてしまっている人も多いことが問題です。

よく言われますが、大学生の新卒の約3割が、入社して3年以内に辞めているのは、そういうところでミスマッチを起こしていている可能性もあります。就職活動の時に、そもそもよく考えていないのです。

就活がもっと大変だった20年前くらいであれば、そういうことは起きにくかったです。なぜなら、なかなか内定ももらえないので、本当に考えて就活しないとなりませんでした。今のように、内定だけなら取りやすくなった状況はかつてのバブル世代と同じで、いい面ばかりとは言えないのです。

正直、面倒くさがらずに、インターンや、会社説明会にまず足を運んだり、オンラインでもいいので、複数の会社の説明を聞いてみてください。

また、面倒だという場合は、本当はここなら入れる、というところを自分の身内などにもっていたりすることもあります。つまり、入れるところはあるから、面倒だと感じてしまっている場合もあります。
そういう会社や組織があるのならば、まずは、その自分が入りやすいといわれているけど、あまり気乗りしていないようなところに行ってみてください。あうかあわないかも含めて、何かわかるはずです。

まとめ

大学生から言われるあるあるはきりがないのですが、今回はこの二つだけ書きました。

就活は2極化しています。
ガチで就活に取り組む人たちと、どこか内定もらえればいいや、という層と。

どこか内定もらえればいいや、という層は多いのですが、それだと、ばくちになってしまうので、それはやめた方がいいです。
もちろん、就職してからではないとわからない部分は確かに多いです。

でも、それだけ場数を踏んで探した人と、何も探さずに就職した人とでは差がつくと思いませんか。

いい会社、悪い会社は本当に差があります。
そして、一概に点数をつけられるのではなく、「あなたにとって」いい会社、悪い会社の差があるということです。

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