就活の悩み

自分に合う会社ってどこにあるの?どうやって探すの?

自分に合う会社に入りたいと誰もが思っていると思います。
では、自分に合う会社ってなんなのかということです。

一言で言えば、「水が合う」という感じでしょうか。
魚ならば、自分と水の合うところでしか生きることができません。
水温や、流れ、餌の状況、光の当たり方、淡水、海水、その割合、深さ・・魚ですらたくさんの条件があるわけです。
その水が合わなければ死んでしまいます。

人にとって、その「ミズ」っていったいなんだ、というところをお伝えいたします。

自分はどこに価値をおいているのかをはっきりさせる

世の中には、誰が見てもひどい会社というのももちろん存在します。(ただ、存在している以上、誰かにとってメリットはあるのかもしれませんが)
そうでなくても、一般的な企業であっても、同じ職場において、ある人は「こんなに良い職場はない」といい、ある人は「地獄のような職場だ」と二分するようなこともありえます。
では、そこにどんな違いがあるのか、ということです。
それは「価値観」の違いです。

仕事をする上での「価値」をあげてみると次のようなものがあります。

  • 給料(仕事量、年齢との関係)
  • 福利厚生(社宅や住宅手当、社食など)
  • 同僚との関係(距離感、競争なのか協力しあうのかなど)
  • 経営者や上司の考え方(戦場のような職場か、役所のような職場かなど)
  • 仕事内容
  • ワークライフバランスの状況(残業時間や休みの取りやすさなど)
  • 人以外の部分での環境(設備環境、自然環境、都市環境や自宅からの距離など)

もちろん、他にもある場合はそれを加えます。(やりがいなどは、仕事内容から生まれてくるものと考え、入れていません)
その中で、自分が一番大切だと思うものを上位3つ決めます。

大事だと思う価値を上位3つを選ぶ

そのまま、さっきあげた「価値」から選ぶことができるものがあれば選んでも良いのですが、例えば、このような形から落とし込むということでも大丈夫です。

働く上で大切だと思う価値を3つ(例)

  • 給料(50歳で年収2000万円はもらいたい)
  • 人の役に立ち、世の中を少しでも良くしたい
  • 仕事の自由度が高い(自主性が求められる)

この人の場合は、ライフワークバランスが入っていませんので、何時間でも働くつもりはあるということになります。
また、年収で2000万円以上と言っていますので、大手商社、外資系企業を選ぶか、自分で起業してなんらかの収益があがる仕組みを作る必要があります。
仕事の自由度が高いということは、研究分野やコンサル分野、営業分野などもあるでしょう。研究はテーマは決まっていても、方法は自分で考えるために、自由度は高いです。また、コンサルや営業も結果を出せばいいので、この分野も自由度は高いと言えます。
手取り足取り、誰かが教えてくれて進めるような分野ではないです。

研究分野に進むのであれば、学生時代から自分の専攻を深める必要がありますので、大学院への進学は必須でしょう。また、コンサル系を考えるのであれば語学は必須になってきます。また、MBAも場合によっては(本当にその分野を使うかどうかに関わらず)必要かもしれません。MBAといっても、海外に留学しなくても、ビジネススクールなどで学ぶこともできます。ダブルスクールが難しければ、単発で講義をとって、経営について学ぶこともできるでしょう。

大学1年、2年のうちから考えないと自分の希望がかなわないこともあり得る

このように、自分がどのような形で仕事をしたいのかはっきりさせると、今、何をしなければならないのかが見えてきます。
学生ならば、その学生の時に何をするか、大学院に進むのか、他大学の大学院に進むのか、それとも編入するのかなど進路が見えてきます。

インターンや就職活動の時になって慌てても、ハンドルをきれる範囲は既にもう残されていない、ということになりかねません。
そのため、できれば、大学1年、2年のうちから、なんとなくでも自分の働きたいスタイルは考えておいた方が良いということになります。

最近はインターンはだいぶ早い時期から、場合によっては大学1年生から参加できるものもあります。
そういったところに参加していくことで、自分の仕事に対する価値観をはっきりさせていくことは大切なことです。

もちろん、大学1,2年の間は授業が多くてインターンに参加できないと思うかもしれませんが、長期休みに行っている企業もありますので探してみるといいです。
インターンについてもどこかで書こうと思いますが、結構、狭き門なので、6月くらいには申し込んで、夏休みに参加するというような形も多いです。自分の興味のある会社直接でなくても、分野が同じ、というのでもいいです。

また、最近のインターンは、オンライン形式のものも多いですので、東京などの関東の企業だとしても参加しやすくなります。

水の合う企業はどこにあるの?

自分の価値観をはっきりさせて、そこから考えられる必要な資格を得るなどの準備が必要だとお伝えいたしました。
また、インターンシップに早いうちから参加することで仕事を見るということ大事だと。

インターンシップや会社説明会に参加することの一番のメリットは、その会社の社員に会うことができるということです。インターンシップの場合はオンラインも多いとはいえ、社員の顔は見ることができるはずです。どういう人が働いているかで、自分が合う合わないというのも、見える部分もあります。
当然ですが、「会社」は本来目には見えません。たくさんの人が集まって、会社や組織という集団を作っているわけです。だからこそ、その職場で働いている人を見ることで、「会社」が見えてくるのです。

自分が「なんだかな」と感じたり、「水が合うかも」という感覚もとても大切です。
この記事では自分の内側の気持ちを具体的にするということについてお話しましたが、その自分の直観も決して忘れないでください。

理屈と直感、その二つの目で自分に合う「ミズ」を見つけてください。

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