就活の悩み

新卒で行きたい会社が倍率高すぎるときは、ワンクッション

行きたい会社が旧来からある大手企業だったりする場合は、自分の出身大学ではそもそも行くことが難しいということは普通にあります。基本的に旧帝大と早慶くらいしか採らない企業です。

そういう場合は、新卒で同系統の企業に入ってから転職すればいいのです。

新卒で入ることができなくても転職で入る方法がある

基本的に、理系の人などは、転職をするとしても、大体同じ系統で転職をします。
つまり、電機メーカーから他の電機メーカーに転職みたいな形ですね。

よく、新卒ではとにかく有名な会社に入っておけ、といわれますね。
今後の転職や起業したときに有利になるから、ということです。

ただ、それができない場合も結構あると思います。
それが大学名です。
基本的に普通に旧来からある企業は特に学歴フィルターが強いです。
どこからも採るといいながら、採用時期をずらしたりとまぁ、いろいろ方法はあります。

ただ、中途採用になると、少し話は変わります。
普通に、力のある人を採用するということはよくあります。

私も見ているときに、大手企業の人はそのまま大手企業への転職をしますが、どうも中小企業に入った人は、最初に数年そこでスキルを磨いて、より待遇の良い大手企業に転職ということをよく見てきました。

中途採用になると、本当の意味での即戦力を求めています。
ジョブ型雇用というわけです。
そうなると、最初に入った会社が中小企業で待遇が悪かったとしても、ステップアップができます。

ただ、必ずしもカラーが合うとは限らない(相性がある)

大手企業から大手企業は、カラーが変わるとはいっても、ある意味、それほど変わらない部分もあります。
もちろん、普通の大手企業、例えば三菱電機などですね。そこから楽天などのメガベンチャーに行ったらそれは全く違います。

他の記事に書きましたが、平均勤続年数がそれを良く表しています。
同じような平均勤続年数の会社同士の転職なら、180度仕事のやり方が異なるということはあまりないものです。

ただ、中小企業から大手企業に入って、うまくやっていける人もいるのですが、まったくうまくいかない人というのもいます。
実は中小企業には合うけど、大手企業には合わないという人もいます。(もちろん、その逆もあります)

100人くらいの中小企業で働いていた人が、3万人クラスの大手企業に同業種で転職した場合、仕事の仕方が全く異なることがあります。
中小企業というのは、ある種、お互い社員の顔と名前が全員がわかります。当然、社長、役員も把握できます。
そういうところで、会社がどういう仕事をして、何で収益をあげていて、どういったことが求められているかというのはわりとはっきり見ることができます。

ただ、数万人クラスの大手企業になると、部署が異なれば別会社くらいの違いもあります。
待遇(給料やボーナスなど)は確かに、中小企業よりもよくなる可能性はあります。

ただ、一人ひとりに求められる働き方が、自分の対応できる以上の仕事力を求められることがあります。
旧帝大、早慶を中心に採用するということは、基本的に理解力が高い人が集まっていることがあります。

理解力が高いということは、言われたことを言われた通り、確実に正確に行うことが当たり前にできるわけです。
中小企業は、もう少しペースが遅くても受けいれてくれていたのに、そうはいかない、ということがあるのです。

中小企業では、意気揚々とやっていたのに、大手企業に転職してしばらくして、ほぼ鬱(うつ)状態になってしまった人もいました。

自分が大手企業に合うのか、中小企業に合うのか

旧帝大、早慶などの難関私立大しか採らないような大手企業に、普通の大学の自分が入れた、と喜ぶ人もいますが、実は案外合わないということも結構あります。

その証拠に、難関企業から内定もらったけど、今は自分で事業を興しています、とかフリーでやっています、という人よくみますね。

実は「大手企業だから誰にでも合う」というわけでは全くありません。
大学は別に難関大学に入ったからついていくのが大変になったので中退したという話はあまり聞きません。
なぜなら、入口は大変だけど、卒業することはそもそも難しくはないからです。

ところが、大手企業はお金を払って通う場所ではなく、お金をもらって働く場所です。待遇が良いということは、それだけの成果を求められるということです。

別に誰もがうらやむ倍率の高い企業から内定をもらったこと自体は何も意味がないのです。
自分がその企業に合うかどうかをよく調べた結果でなければなりません。
本当に自分に合うかどうかは、インターンや会社説明会でよく見て、自分の直観を使えばわかるはずです。

受かることを目標にしたら絶対にダメです。
企業から内定をもらうことは、資格試験とは全く違います。
その先、その企業からお金をもらうことになる場所、つまり自分が自分を発揮できる場所でなければならないのです。

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