就活に慣れてくると、自己PRはそれほど問題ではなくなってきます。
しかし、苦労するのが「志望理由」です。
「志望理由」には抑えるべきコツがあります。
その3つのコツをお伝えします。
セオリー1 同業他社との違いを説明できること

どんな会社や組織であっても、同業他社というのは存在します。
そことの違いは何かを調べて、その違いの中で、自分はここが気に入っている、ということを話すようにします。
偉い人が面接に出てくると、割と聞かれる質問の一つに、
「⚪︎⚪︎社とウチの違いってどこらへんだと思いますか」
これは、同業他社を調べているかどうかの質問でもあり、その「偉い人」は学生の目からどう映っているんだろう、という興味もあります。
これにはっきり答えることができると、「コイツすごいな」となり、加点になります。
答えることができなくても、減点にはしないかもしれませんが、加点のチャンスを失います。
大体、どんな業種でも、業界をまとめた本は出ていますし、仮に出ていなくてても、「業界地図」などを買ってそのページに載っている関連会社を調べておけば答えることができます。
ただ、これは結構、手間です。
でも、この一手間をかけるか、かけないかで、志望理由の深みが変わります。
セオリー2 深いところから情報を持ってくる

深いところというのは、例えばそこの社員から話を聞くとかですね。
ガチ勢は、1社だけで数十人のOB訪問をしている人もいます。
どれだけ、その会社に興味があるのか、ということにもなりますし、そこまでの行動力を評価しない人はいません。
そして、同時に集まったその数十人からの情報は、むしろ社員よりも詳しくなってしまうのではないか、というくらいの情報があつまります。
ただ、これは難しいのはわかっています。
簡単に、そこそこ「深いところ」から話を持ってくるには、「企業報告書」を使います。
IR報告書など、株主向けの資料を読み解くのが得意ということであればそれも良いのですが、普通の学生は難しいと思います。
多くの企業が、それとは別に、「企業報告書」を作っていることが多いです。
「⚪︎⚪︎(企業名) 報告書」
で検索してみると、ホームページの説明より詳しい資料が集まることが多いです。
そこから自分のが面白いなと思う記事を持ってくると、少し「深い」志望理由になります。
ホームページの内容だけ持ってくると、「浅い」志望理由になります。
セオリー3 インターンや説明会の時に気に入る点を見つけてくる(オンラインなら社員に関すること)

直接、訪問することのできるインターンなら会社の雰囲気や街の雰囲気や社員の雰囲気など多少知ることができます。
説明会の中で、気に入った点を見つけられるといいのですが、インターンや説明会のいいところは、「人」が話している点です。
つまり、1回限りなわけです。
そうすると、ホームページには書かれていないようなことを聞くことができるということがあります。
その時のことをメモをしておくと、「説明会のときの⚪︎⚪︎さんのお話の⚪︎⚪︎に特に興味を持ちました。その理由は〜」
ということを伝えることができます。
私が、インターンや説明会などにとにかく足を運ぶこと(オンラインでも)が大事と伝えるのはそのためです。
何十人のOB訪問は普通は難しいです。でも、企業と接点を増やすことはできるはずです。
セオリーについて3つだけお話しました。もちろん他にもあるのですが、それは折見てお伝えいたします。