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「受かるだろう」ではなく「落ちるかもしれない」で準備をすると?

楽観的というのは、一般的に良い意味にとられるかと思います。
悲観的というのは、その逆ですね。

しかし、かつて、京セラ創業者の稲盛さんは、こんなことを言っていました。

「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」

就活においても、仕事においてもこの意識はとても大切です。

どういう意味かと言いますと、将来の夢や目標は、「楽観的」に構想します。
その実現方法には、こういうことが起きるかもしれない、もしかしたらこんなことがあるかもしれない、と「悲観的」に計画をします。

そして、最後、やると決めたのなら、うまくいくだろう、と信じて「楽観的」に実行する、ということです。
さまざまな準備をして、やると決めたら、あとはやるだけということです。

「受かるだろう」のESや面接は中身がない

内定した人のESや、面接で聞かれたこと、答えた内容が今は、多くのサイトに載っています。

たまに、それをそのまま書く人や、自分なりにアレンジしたつもりが全くできていない、ということもあります。

過去の内定者の誰かのコピーのようなESを書くと、まぁ、通過はできないことが多いです。
これといって人気のない企業であれば別にそれでも通ることもあるでしょう。
ただ、倍率がそれなりに高いところであれば落とされます。

その落とされるタイミングというのは、ESの時点でということもあるのですが、面接でコピペを使った人が落とされることが多いです。
それは、話を聞くと、「中身」がないということがそこでばれるのです。

自分でウソをついたり、自分を大きく見せようとすることが大事だと勘違いしている学生もいます。
ウソをついていることの自覚がない人もいます。
何か、面接やESに「解答」があると思っている人は、非常にバレバレなことをやって、通過できません。
「解答」なんて、あるわけがないんです。テストという形であっても、大学まで受けてきたテストとは違います。
(もちろん、SPIやSCOAなどには当然解答はあります)

30分、40分といった長い時間話せば、何がウソで、何をモッて話しているかは面接官にはわかります。

「受からないかもしれない」と思って、真剣に準備をした内容は中身がつまります。
「受かるだろう」と思って、他人のコピペなどを使って準備をした内容は中身が薄くなります。

通過するESとは何か

圧倒的な資格や経験を書くことができるというのであれば、苦労はしません。
しかし、大半の場合、これといって特に書くことがないと良く言われます。

それは、書こうとすることが「すごいこと」である必要はないです。

「自分の中の頑張ったこと」「取り組んだこと」

これでいいのです。
その中で、自分は何を得たのか、どう感じたのか、どう考えたのか、ということです。

つまり、それは「あなたは誰ですか」という質問の答えになるわけです。

変に話を盛ろうとしたりするから、中途半端なものになってしまったりするのです。

話を聞いた人が、その状況が目に浮かぶように具体的に話を書くようにすることが大切です。
何度も「具体的に」というのはそのためです。

「キレイ」なESは通らない

女子に多いのですが、「キレイ」なESを書く子たちがいます。
「キレイ」というのは、「キレイ」にまとめた文章です。

どれも具体的ではなく、「〇〇の時には大変苦労しました」とか、「御社に将来性を感じ、貢献していきたいと思います」など、まとめの言葉は基本的に、まとまってしまっているので、何も伝わらないのです。

確かに、まとめの言葉で一番最後に書きたい気持ちはわかります。
それを一切書かない方がいいという意味ではなく、そういうまとめた言葉だけで文章を作っている人がとても多いのです。
200字とか、字数が短いと、入れたいことを全部いれようとすると、そういうまとまった言葉だけの文章になり、何も相手に伝わりません。

400字だと多少は書けますが、200字だと本当に少ないので、書くことのできる話はいいところ、1つか2つでしょう。具体的に書こうとすると、1つなんとか伝えられるくらいかもしれません。

何個も言わなければ、全部言わなければ、という必要はありません。
そのために、ESだけでなく、面接もあるのです。

今、ESを書いている人は一度見てみてください。
その文章を読んだ人が、自分の体験してきたことが目に浮かぶような具体的な内容になっていますか?

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