仕事の悩み

インターン先の選び方にはコツがある

大学3年生の5月くらいから7月くらいまで、インターン選びは始まります。

ただ、3年生の春だとまだ、自分がどこに行きたいのかなど難しいことが多いです。
せいぜい、知っていても自分の親の仕事や、親戚やバイトやサークルの先輩たちからの断片的な情報しかないことが多いからです。

自分の方向性が見えている場合と、まったく見えていない場合と2パターンでそれぞれどうすればいいのかお伝えします。
夏だけでなく、秋冬インターンもあります。

自分の方向性が見えている場合でも、他業界を受ける

理系の人がよくやるのですが、自分の分野は決まっているから、ある特定の業界ばかり受ける人がいます。

確かに、理系は学科指定の募集も多いですのでそうなるのはわかります。
ただ、その学科指定の募集においても、業界は広げた方がいいです。

もちろん、文系の人でも同じです。
自分は、「銀行」と決めているからといって、銀行系しか受けないというのはもったいない話です。
金融、保険、証券などお金を扱う分野に広げた方がいいです。

なぜかというと、分野が見えていても、まったく業界によってカラーが異なるからです。
業界と業種を決めてしまうと、割と似た系統にはなることが多いです。

本当に自分がしっくりくる働き方は何か?

理系でも文系でも、自分のやっていきたいことが見えていても、それをどこに展開できるかを考えます。
例えば、理系でAIの研究室にいるとしたら、業界は正直しぼれないですよね?

職種はしぼれますが、業界はしぼれないはずです。
別に小売りでも、総研でも、建築でも・・・無限にあるはずです。

これは社会人でもそうなのですが、みんな、「こういうところだろう」という「先入観」を持っています。

だから、その「先入観」を少しでも広げるために、自分の方向性が見えている場合でも、業界は広げた方がいいです。
業種は決まっていてもいいと思います。

自分の方向性が見えていない場合は、業界・業種を分散する

今度は、自分の進みたい分野が本当に決まっていない場合です。

これは理系の場合でも結構あります。ある特定の分野の学科にいるのだけども、その分野には進みたくないという場合ですね。
あと、普通に文系で自分の進む分野が見えない場合です。

そういう場合は、業界も業種も少し分散して受けるようにします。

1Dayを多めでもいいです。どうしても、業界と業種を分散させると、受ける数は増やす必要があります。
5Daysでもいいのですが、夏休みなどで5Daysを複数入れるのは難しく、また、分散して業界を受けるのが難しくなります。

大体、皆さん、どこがいいかわからないといいながらも、ざっくりは業界が決まっていたり、この業界はイヤだというのがあったりします。

なんとなくはいいかなと思う、その中から選べばいいのです。
「業界」「業種」を分けて受けるようにしてください。

公務員も人気がある仕事の一つですが、地方公務員がいいのか、国家公務員がいいのかなどありますね。また、それぞれのやりがいも違います。銀行と公務員は併用する人も多いのですが、今はそういう戦略の部分はまだ先でいいです。

他にも「富士通とNECどっちがいいんですか」という質問については、同じような業界に見えて、割と攻める業界や攻め方が異なります。今見つけるのはそういう「企業分析」レベルの違いを見つける段階ではありません。

インターンで受けるときには、確かに字数は短いとはいえ、ESも用意するので、多少の「企業分析」「業界分析」は必要です。
でも、あくまで自分の興味と向き不向きをみるためですので、何日もかけて「分析」する人は少ないと思いますし、それは秋からでいいです。

何社くらいインターンに行くようにしたらいいのか

多い人は、20社とか行く人もいることはいます。
大学の夏休みは、ざっくり60日近くあります。
お盆の期間は休みとしても約50日あります。

そうすると、20社行くことも可能ではあります。
ただ、1Dayならそれはできますが、5Daysや2weeksのものはそうはいきません。

また、5Daysや2weeksのものは参加自体が難しいです。
普通に採用時の倍率より高いときがあります。

そうすると、5社参加するためにも、10社くらいは出さないとなりません。
20社行くつもりなら、30~40社は出す必要があります。

私は、バランスを考えると、最低5社は行くようにお話しています。

その5社の中に、5Daysやそれ以上のものも入れるようにします。
1Dayだけで5社だと少しもったいないかなと思います。

インターンが選考につながるとはどういう意味か

普通に、選考に使っている場合もあるのですが、わかりやすいのはインターンを受けた人に「早期選考の案内」を出すんです。

そうすると、普通の選考よりも1,2カ月早く選考されることになります。

普通の選考が4月からだとすると、早期選考は2月から始まっていたりすることもあります。(業界によっては年内から)

一言で言えば、インターンに参加するというのは、知見を広げるという意味もありますが、就活を有利に進めることができるということです。

まとめ

参加するのが5社では少ないのでは、というのはわかります。

もちろん、できるのなら、それでもいいです。
ただ、やってみるとわかりますが、ESを出さなければならない企業の場合は、その業界研究もある程度はしないと志望理由も書けませんので、業界を分散させている場合はそれを書くのも大変なはずです。

あと、応募しても普通に通らないことも多いです。
オンラインの1Dayは簡単に参加できますが、その分、得られるものも少ないです。

5Days以上のガチのインターンは、インターンへの志望理由は結構書かされます。
もちろん、何も出さなくても参加できるものもあります。1Dayの会社説明会みたいなものですね。

今は8月になりますので、今「まずいかな」と思った方も、秋冬インターンというものがあります。
大体、行う2カ月くらい前から募集をしていますので、今でも間に合うと思います。

是非、探してみてください。

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