引き続き、インターンや就活を始める際のES(エントリーシート)の書き方についてです。
今回は、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)についてです。
ガクチカの書き方と構成
ガクチカ=①自分が時間や気持ちを一番使ったもの+②それに関わるエピソード+③得たこと
文章量=1:6:3
これが、ガクチカの構成になります。
手順1 大学時代において、自分が一番時間、もしくは気持ちを割いたものを選ぶ(→①)
手順2 そのエピソードの中で自分の工夫した点を書く(→②)
手順3 そのエピソードを通じて成し遂げたことや得たことを書く(→③)
例)
①塾講師のアルバイト
②生徒の反応を見ながらわかりやすく、かつ決して否定せず来たいと思ってもらえるように対応した
③生徒が自分のファンになり、前向きに取り組むことで夢をかなえる確率があがった。周りにもいい影響を与えられるようになった。
<学生時代に力を入れたこと>(例)
塾講師のアルバイトです。私は子供たちを決して否定せず、来たいと思ってもらうように対応することで、子供たちが志望校に合格できるようになりました。
理解のスピードは人によって全く異なります。同じことを何度も子供が聞いてくるということは自分の教え方やノートのとらせ方に問題があるということを意識しました。ただ、口で何度も言っても子供は忘れます。そのため、大事なところは必ず自分で板書をして、子供たちにその部分を見てもらうこと記憶に残りやすくすることを心がけました。それにより、子供の知識の定着率があがり、少しずつ理解できるようになります。
また、同じことを何度も聞くということは、必ず理由があります。覚えていない場合は先ほどの対応をすればいいですが、それ以前に理解ができておらず、「わからない」ということが面倒で言っていない場合も多くあります。そこで、「わかった?」と聞くのではなく、「これを解いて」と理解してないと解けない問題を出すようにし、理解の確認をしながら進めました。
その結果、子供にも信頼を得られるようになり、また勉強が定着していくことで点数があがり、学ぼうという気持ちが少しずつ生まれます。そして、子供たちがある意味、自分のファンになり、勉強に前向きに取り組むようになり、第一志望に合格する子たちが増えました。
私自身、その経験から仕事に対してのモチベーションもさらにあがり、子供たちと一緒に子供たちの夢をかなえることにやりがいを感じられるようになりました。
今ではその指導方法を他の大学生講師たちに伝えることで、教室長からも「君のおかげで、教室全体の活気が出てきた」と言われるようになりました。この経験を通じ、何かうまく行かない時には、相手に問題があるのではなく、自分にできることはないかを考え、常に試行錯誤することで技術もあがり、周りにもいい影響を与えることができることを学びました。
文章を作る際の注意点
自己PRと同じく、適当に作った文ではありますが、3部構成になっていることと、どんなことを書けばいいのかをつかんでいただければと思います。
注意点は、自己PRに書いたことと大体同じなのですが、あらためて載せます。
- 「学生時代に力を入れたことは~」という書き出しは不要
- 具体的(行動や数値)に書くこと
- 強調する表現は使わないこと(とても、一生懸命・・・)
- 事実を並べること(言われたことなど)
- 字数は上限いっぱいまで書くこと(400文字なら390文字以上、250文字ならば240文字以上という具合です)
- 字数が足りない時にはエピソードを具体的にして増やすこと
- 「自分の気持ち」はあまり書かないこと(意識したことは書いてもいいが、感想はかかない)
以上が注意点になります。
文章の構成を単純にするとわかりやすい文章を作ることができます。