就活の悩み

「ガクチカ」は今からでも作れる~加速装置を使う~

加速装置と言われてもわからないですね。
石ノ森章太郎さんの書いた漫画「サイボーグ009」の主人公が使う装置です。

何ができるかというと、誰もが、本来の自分のスピード以上に動くことができるということです。
もう少しいうと、ある一定時間にできる量を増やすことができるということです。

正体は集中力

誰もが加速装置を持っているのですが、ある意味、知能の「火事場の馬鹿力」のようなものかもしれません。
部活で忙しい中学生や高校生が、勉強でも成果を出せたりすることがありますね。

あれは、時間がないからこそ、時間がある人よりも集中して、多くのことを覚えたりすることができるものです。
つまりは集中力です。

学生時代であれば、「決まった答えを覚える」ための集中力だったと思います。
就活でも当然使えます。

よくこの時期になると、「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」がないといって慌てる学生も時々います。
人に見せられるだけの資格や実績があればいいですが、大半人はもっていないものです。

「なければつくればいい」

の精神でいきましょう。

今が大学3年生だから、もう遅い、ということは全くありません。

今は秋インターンに参加したり、冬インターンの申し込みをしている時期かと思います。
多くの企業は年が明けてから就活ですね。

一カ月あれば、相当のことができますよ。
普通の人が三カ月かかる資格と言われたとします。

だったら、人の三倍やれば一カ月でとれるということじゃないですか。
やれないという前にやりましょう。

その三倍というのは実時間という部分は当然難しいですが、集中力が高まると、普通の何倍の密度で何かを身に着けたり、もしくはアイディアを出したりなど多くの成果を出すことができます。

やる気が出ないなら

それでも、やる気が出ないのならば、もしかしたら自分の進もうとする道が違っているのかもしれません。
自分の進もうとする普通の就職がイヤとか、そういうこともあるかもしれません。

それならそれで、まったく別の道を作り出したらいいと思います。

あるYoutuberは大学4年の10月まで何もしていなくて、卒業するまでに動画で収益を上げられれば就職しなくて済むはず、ということで自分の得意なことの動画を撮り続け、その半年で収益のめどをつけられるようになったそうです。

今、Youtuberの人たちのように自分で事業を作っている人が増えているように感じるかもしれません。
実は、今の人たちはますます、企業に就職するようになっています。

農林水産関連の人たちが減っているのはわかると思いますが、そうではなく、もともと自営業でやっていた人が1990年は17%だったのですが、2009年には10%になっているそうです。(内閣府HP 自営業の減少とその背景より)

農林水産関係の人たちを含めると、1990年には23%が自営業で、2009年には13%ということです。

今はインターネットを使えば、さまざまなビジネスが作れるようになったといいながら、それをやるのはほんの一部の人で実はどんどん雇用される人を目指しているわけですね。自分で事業を作るよりも安定した給料が一番ということでしょう。

とりあえずアルバイトはNG

新卒カードはそれなりに効きます。
どの大学であっても、とりあえず就職したいということであれば、それほど難しいことではないと思います。

「自分のやりたいことがあるから、とりあえずアルバイト・派遣」はやめた方がいいです。

実は、それをすると、結構そのアルバイトに時間を割かなければならなくなるからです。
アルバイトでも派遣でもいいのですが、正社員に比べると本当に安い賃金しかもらえません。
初任給だけ見るとあまり変わらないように見えるかもしれませんが、数年たつと倍くらい違うかもしれません。

そして、最初にアルバイトを選んでしまうと、正社員の路線に入るのは急に難しくなります。
それは当然です。何のスキルもなくて採用してくれるのが「新卒カード」なんです。

アルバイトをやって30歳や40歳になった人を中途採用で採用するのはいったいどんな仕事でしょうか。
アルバイトも内容によっては十分キャリアになるのですが、そのためにはそれを見越して働く必要があります。

自分のやりたいことがあるなら、なぜそれで稼がないのでしょうか。
生活費を稼がないと、というのならば場合によっては実家に住むというのも一つの方法でしょう。

もしくは、家賃の徹底的に安いところに住んで、アルバイトを最小限にして自分のやりたいことに打ち込めばいいです。

人生はたったの百年しかありません。
でも、10倍の加速装置を使えば千年分生きることが可能なのです。

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