仕事のモチベーションをあげる２つの方法をお伝えします。
それは、
- 仕事や個人における目標の設定をする
- 仕事に自分なりの意味や価値を見出す
もちろん、休日の楽しみのために仕事を頑張るというようなほかにもいろいろ方法はあります。
今回はこの２つについてお伝えいたします。
仕事や個人における目標の設定をする
仕事によって、目標の設定は異なります。
目標の一例をあげます。
営業や販売であれば、売り上げなどの数字や、同じ部署やグループでの順位などの設定
開発やモノづくりであれば、納期や不具合の少なさを設定
企画やコンサルなどであれば、自分の担当している顧客の売り上げの設定
〇〇の新規事業において採用されるようにする
〇〇の昇格試験に〇月までに合格する
自社を〇〇においてシェアを〇位にする
さまざまな方法がありますが、一つに「数字」にすると追いかけやすくなります。
ただ、なんの目標もなく、「頑張る」とか「努力する」というのは非常に難しいです。
なぜなら具体的ではないからです。
誰でも、具体的な目標を立てると行動が見えます。
目標を立てないから、上に上がっていかないのです。
昔、ソフトバンクの孫さんも「多くの人は目標を持たないから、同じところをぐるぐる回っている」と言っていたのを何かで聞いたか、読んだことがあります。
いつまでに、何をどうする
これをはっきりさせて、いつでも目につくところに置くようにします。
そうすると、具体的な行動が見えてきます。
ある目標を達成するためには、具体的な数字に落とし、そしてそれをかなえるためのステップに分解するようにします。
目標を掲げ、具体的な日々の行動に落とし込み、目につくところに置く
そうすることで、仕事がゲームのようになってきます。
もし、今、モチベーションをあげたいな、と思っている人がいるのなら、「いますぐ」目標を書いてください。
そして、「具体的な行動」に落とし込んで、紙に書いて目に見えるところにおいてください。
そのあとで、必要に応じて目標や具体的な行動の修正を行えばいいのです。
最初から完璧なものである必要はありません。
「目標を置き、目の前におき、具体的に行動する」
仕事に自分なりの意味や価値を見出す
自分が行っている仕事が、
誰の何の役に立っているのか
これを考えます。
どんな仕事でも人の役には立っているはずです。
その中でも、自分はどこに価値を感じるのかを文章にして書き出してみてください。
その仕事の意味を自分なりに見出すことで、仕事に自分の価値が生まれます。
会社が掲げたスローガンに合わせる必要はありません。
もちろん、会社の掲げたスローガンに共感するのであれば、それもいいでしょう。
自分なりの価値を文章にして書き出す
先ほどの目標の時の例も同じですが、「文章にして書き出す」ことが大切です。
自分は何のためにその仕事をしているのか、この大義名分が生まれると力を発揮できるようになります。
私が一番尊敬する、アンパンマンの作者のやなせたかしさんは、かつて「人は人を喜ばせることが一番うれしい」ということに気づいたと著書の中で書かれていました。
やなせさんは、いろいろなことをやっていて、「困ったときのやなせさん」と呼ばれるくらい、一生懸命にいろいろな人の頼み事を頼まれてきたのでしょう。そして、やなせさん自身も、「人に喜んでもらいたい」と常々思っていたのだと思います。
私も非常に共感しますが、それも一つの価値観です。
そんな大層なものではなくても、自社をシェアナンバーワンにするんだ、というようなことでもいいでしょう。
これも自分の価値です。
自分は何に価値を感じるのか人によって異なります。
是非、「自分なりの価値」を見つけてください。
目標も作りたくないし、仕事に意義も見いだせないとき
今回、二つの仕事へのモチベーションの上げ方を書きました。
しかし、目標も作りたくないし、仕事に意義も見いだせないという人もいるかもしれません。
その場合は、一度立ち止まって、「なぜ、仕事のモチベーションがあがらないのだろう」ということを紙に書き出してください。
それが、一時的なものだとわかったのであれば、できる範囲で仕事を進めたらいいかと思います。
疲れているとき、というのは誰しもあります。
自分のずっとやりたいと思っていたことをおもいっきりやってみるとか、いつもと違うことをするというような方法もあります。
いわゆる、気分転換ですね。
しかし、一時的なものではない場合は、もしかすると、キャリアを変更する時期に来ているのかもしれません。
仕事に対して、自分なりの意義も見いだせないのだとすると、何か自分の内側で変わってきているということがあります。
それならば、何をすれば、自分が価値を見出せるようになるのか、を書きだしてみてください。
部署や勤務地が変わればいい話なのか、そもそも、その組織や働き方が合わなくなってきているのか、それらをはっきりさせると、次の行動が見えます。
何にしても、モチベーションが上がらない（あげたくもない）理由をはっきりさせてください。
原因がわかれば、対処方法は出てきます。
実は、この問いに悩む人は本当は頑張りたいという気持ちもあります。だから「なぜ、モチベーションがあがらないのだろう」と考えるのです。
まとめ
自分のパソコン周りに付箋で貼ってもいいでしょうし、恥ずかしければ、自宅だけでもいいでしょう。
もしくは、仕事で使っている手帳があるのならば、その目につくところに書くのもいいです。
パソコンの画面の中の付箋もできないことではないですが、どうも、デジタルはあまり気乗りしないところがあります。
私個人は、デジタルデバイスが大好きなのですが、こういう目標系はども紙に書きたくなります。
そして、目標を達成したら新しい付箋に張り替えるのです。
価値観などは、いつも目に見えるところに出しておいて、いつも「〇〇を実現するために」など意識してみてください。
その両方ともできないときというのは、一時的なものなのか、昔からそうだったのか、それとも最近そう感じたものなのかによって対処方法は異なります。一時的に疲れているときもあるし、キャリアパスを見直す時に来ているときもあります。