仕事を面白くするコツの一つは、真剣さです。
真剣になれない仕事なら初めから選ばなければいいのです。
これ以上ないと思うだけの力を向けて取り組めば、たいていは何か結果が出ます。
期間にして、数年です。
1年頑張ったからといって、それなりの形にはなかなかならないでしょう。
学生の勉強ならば1年も頑張れば、それなりに結果は出るかもしれません。
学生の勉強に比べて仕事がそれだけ奥深いということです。
何をどう真剣に取り組めばいいのか、まずはできる人のマネをする
新入社員だったりしたとき、何をどう真剣に取り組めばいいのかがわからないことがあるかもしれません。
大学までの勉強であれば、課題が与えられて、その課題に対して自分なりに調べたり、もしくは暗記したりして試験に臨んだと思います。
会社の仕事と学生の勉強の違いは、正解が与えられていないことです。
もちろん、利益を出すという正解はありますが、何をしてもいいから利益を出せばいいわけでもありません。
売り上げを上げることが大切だとしても、必要のない人に売りつけたらそれは詐欺です。
一番いい仕事の取り組み方は、
「この人は仕事ができると思う人のマネをする」
ことです。
その先輩(同僚のこともあるかもしれません)がどのように仕事をやっているのかを見ます。
確かに、たった2年、3年上の「仕事ができる先輩」のマネをすることはとてもできないように見えます。
でも、行動の部分でマネをできる部分はあるのではないでしょうか。
例えば、その先輩はいつも早く出社しているとか、何かを学んでいるとか、段取りがうまいとか。
まずは、その「形」をマネしてみるのもいいです。
よく教えてくれる先輩なのであれば、いろいろと質問をしてみるといいです。
そうすると、「このサイトが参考になる」とか「この書籍がいい」とか。
プレイヤー型の先輩の場合、教えることより自分で結果を出すことに興味がある人もいますので、そういう場合は、聞いても話してもらえない場合もあるかもしれませんが、何かの時に聞いてみると、案外、とても参考になることを教えてくれるものです。
いい点はマネをして、悪い点はマネをしない
自分が尊敬する先輩をまずはマネをする、ということはいいのですが、「良い点」をマネをするようにしてください。
よく、後輩をぼやいている人たちがいます。
「あいつ、俺のいいところはマネしないくせに、俺の悪いところはマネするんだよな」
これ、ダメです。
ダメ後輩になってしまっている人はこういうことを言われています。
だから、先輩や上司になった人は自分の行動をかえりみる必要はあるとはいえ、欠点のない人なんていないんです。
機械じゃないですから。
マネをするいい点の一つに、仕事の速さがあります。
仕事の速さは、仕事のデキる人の一つの特徴であることが多いです。
確かに「絶対にかなわない・・・」ということありますね。
そういう場合は、大丈夫です。
人の倍(見えないところで)、時間をかけてこなせばいいのです。
追いつけないのなら、人の倍働きましょう
どの会社でもそうですが、その会社のやり方、スタイルというものがあります。
そのやり方やスタイルに慣れるのに時間がかかってしまう、これは仕方ないのですが1,2年もすれば慣れるでしょう。
仕事の早い人に仕事のスピードでは、本来かなわないのですが、自分が何倍も時間を費やせば、多少は近づけるのではないでしょうか。
もちろん、技術系のプログラミングなどは、発想やコーディングの仕方など、何年もやり続けている人やセンスにはかなわないです。
でも、何倍も自分が家に帰ってからも、休日もと取り組んでいればおのずと結果はついてきます。
面白いもので、力は加速度的についてきます。
本当は自分が苦手だとする分野ですら、「あいつは、〇〇の仕事が早い」などと言われるようになってしまうのです。
(実は人の何倍も見えないところで時間を割いているだけなのに)
それでまずは信頼を勝ち取ることが大切です。
信頼を得たらいよいよ、自分らしさです
もちろん、どんな人にも「その人らしさ」はあります。
でも、普通の与えられた仕事もできないのに、何かいろいろ言っても聞いてもらえません。
「まずは普通の仕事ができるようになってから言え」
そして、先ほど書いたように結果を少しずつ出せるようになったら、今度は、年単位でその部署や業界に必要となるだろうと思われることを準備していくようにします。
どんな分野の仕事であっても、羽田空港の運営会社(日本空港ビルデング)のように確実に仕事が今後もある分野もありますが、あの手の会社だって、今後は小型ドローンなどのことを考慮する必要があったり、検査場を進化させる必要があったりと、実は常に変わっていきます。
自分のいる業界の、2年後、3年後を見据えて、どういったことが必要になってくるのかを考えて、その準備を少しずつ進めていきます。
そして、その分野についてとても詳しくなるようにするのです。
年単位で準備したことは、簡単には抜かれることはありませんし、他社だってすぐには対応できません。
そういった、年単位で必要と思われることを準備をすることが求められます。
自分の業界では、次にどういったことに力を入れておく、情報を収集しておく、関連会社と話しをしておく、といったことを考えて進めていくのです。
今回はここまでにしておきます。
仕事のできる人になるための方法、というのはいろいろありますので、また、今後も書いていきます。