大学生にこの質問を聞くと、例年、約8割人があると答えていました。
就職している人に聞くとこの比率は下がるように思います。
大学生のこの回答からすると、「楽しい仕事をしたい」と思っていることの裏返しとも言えそうです。
ロックバンドをやっている、甲本ヒロトさんが雑誌の中で大切なことを言っていました。
楽しいと楽は違うよ 楽しいと楽は対極だよ
甲本ヒロト
楽しいことがしたいんだったら楽はしちゃダメだと思うよ
楽しようと思ったら 楽しいことはあきらめなきゃダメだね
仕事でも通用する話です。
仕事で楽しみたいのなら、その覚悟を持たないと楽しめないということです。
楽しみたいのなら、楽はできないよということです。
楽しい仕事といっても、受け身で楽しめる仕事はないんです。
まず、自分が主体的になって取り組まないと楽しめません。
仕事を楽しむには二つの方法があります。
・自分にとって、楽しいと思える仕事に就く
・今の仕事に楽しみを見つける
自分にとって楽しいと思える仕事に就く
まず、自己分析をする必要があります。
何をやっている時に「楽しい」と感じるか、ということです。
プログラミングなのか、機器の開発なのか、営業に出る時なのか、人に何かを教えている時なのか、黙々と何かを作ったりするときなのか、デザインを考えることなのか、文章を作ることなのか…
「楽しい」をもう少し言い換えると自分がやっていても苦になりにくく、そしてやりがいを感じられることです。
また、人によっては、アパレルが好き、アクセサリーが好き、ファッションが好き、車が好きなど、なんらかのジャンルが好きということがあります。そういう場合はその業界にたずさわることができるだけで自分が楽しいと感じることができる場合もあります。
今の仕事に楽しみを見つける
仕事自体を選ぶのではなく、その目の前の仕事を楽しむ方法を見つけるという方法もあります。
誰でもそうですが、「言われたことを言われた通り」やっていると仕事はどんどんつまらなくなっていきます。
ただ、大半の仕事はある組織の中で決まったことを決まった通りに行うのが仕事です。
その中に、「主体性」を入れると楽しくなってきます。
つまり、「売上を上げる」ということだとしても、どうやって売り上げるをあげるかは人によって異なります。単純に売上の数字を追うことでも楽しめる人もいるでしょう。
他にも、その仕事を行うことで、それが誰のどういう役に立つのかということについて調べ、そして考えて自分が一番、価値を感じる形で行うようにすることです。
誰しも、自分の仕事に価値を感じられることが仕事にやりがいを感じることができます。
他にも、わかりやすい例では多くの営業の人が「出張」を楽しみにしていますが、その一つに、その土地のグルメを楽しみにしていたりします。
どんな小さなことでもいいので、自分にとって楽しいと思えることを一つずつ集めていく。
これが一つの楽しみかたです。
文句ばかり見つけていたら、どんどんつまらなくなってしまいます。