スズキ

1975年東京都港区生まれ 神奈川県の横浜市、川崎市に約40年住み、妻の実家のそばである福岡に2023年春に移住 大学では数学科を専攻し、3年弱IT企業で働いたのち、大学院に進学し、電子工学を専攻し修了 その後、機器メーカーにて組み込み系エンジニアと技術営業を約8年、起業して学習塾を11年経営 2023年3月に学習塾を譲渡し、2023年秋から情報発信を開始 また、2014年より日本大学にて非常勤講師としてキャリアデザインの講義を担当 一番尊敬している人は、やなせたかしさん

「あこがれ」は「好きなこと」ではないことに気づいていますか

どこかの就職斡旋業者の書いていたキャッチフレーズに、「好きを仕事に」というようなものがありました。もちろん、「好きなこと」を仕事にできれば、それも一つの幸せなことだと思います。もっとも、斡旋業者が転職者を増やすことを目標にして出しているメッセージではありますが、これで不幸になる人はいます。 本当に「好き」を仕事にするとはどういう意味かをお伝えします。そして注意しないと、大きな間違いをする、結構怖い言葉です。 「あこがれ」は行動に結びついていない 他のページにでも書いていますが大事なことなので、繰り返し書き ...

「何を言っているのか、よくわからない」と言われないためには

就活でも、ビジネスシーンにおいてもですが、「何を言っているのかよくわからない」と思われてしまう人がいます。就活の場合だと、直接「何を言っているかわからない」とはいわず、普通に減点するか(コミュニケーション能力が低いということで)、もしくは、聞き返したりしてくれるかもしれません。 私自身、幼稚園児から大学生への個別指導を毎日数時間、数百人、保護者の対応も同時に11年にわたり行ってきました。また、10年前より大学での講義を100人に毎年指導を行っております。個別に話す場合と、集団に話す場合とでは当然話し方も異 ...

インターンシップは、たくさん参加した方がいいのか

インターンシップ(就業体験)は、どの程度参加した方がいいのか。また、それが採用にどういう影響を受けるのかなどについてお話いたします。 大半が1Dayで9割以上の学生が参加し、平均9社 インターンシップの大半は、1日で終わってしまうものです。ただ、5日以上のものや、それ以上のものもあります。実際、就活生の9割以上がインターンシップの1day仕事体験に参加しています。オンラインのものが大半です。2日以上の割合は、10%程度しかいません。今後はこの部分の人数が増えることが予想されます。それは25年卒からインター ...

自分に合う会社ってどこにあるの?どうやって探すの?

自分に合う会社に入りたいと誰もが思っていると思います。では、自分に合う会社ってなんなのかということです。 一言で言えば、「水が合う」という感じでしょうか。魚ならば、自分と水の合うところでしか生きることができません。水温や、流れ、餌の状況、光の当たり方、淡水、海水、その割合、深さ・・魚ですらたくさんの条件があるわけです。その水が合わなければ死んでしまいます。 人にとって、その「ミズ」っていったいなんだ、というところをお伝えいたします。 自分はどこに価値をおいているのかをはっきりさせる 世の中には、誰が見ても ...

配属先は希望した場所にいけないことも多いってホント?

理系は割と「学科」というくくりでは同じ分野に配属されることが多いが研究分野までは同じにならない方が多いが、ジョブ型雇用の導入もある このことについては、文系の学生よりも、理系の学生の方が心配していることが多いようにも感じます。 特に大学院(修士)まで進んだ場合は、自分の専攻していた学科の研究室での研究分野と近いところに行けることが多いのではないかと思っている学生が多い印象です。もちろん、自分の研究室の研究分野にそのまま配属されることもあります。ただ、多くはないです。学科というくくりでは、同じところに配属さ ...

最近聞く、ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用って何?ジョブ型になるとどんな影響があるの?

最近、新聞などで、「ジョブ型の導入」「ジョブ型雇用に切り替える」といった言葉をよく聞くようになりました。これがどういう意味で、そして採用される側にとってどのような影響があるのかについてお伝えいたします。 ジョブ型雇用 その語彙の説明の前に、最近のニュース記事から抜き出します。 日経新聞記事 2023/5/23 リコー、新任課長は部署最年少 ジョブ型で変わる生き方日経新聞記事 2023/5/25 さよなら配属ガチャ 就活生、インターンもジョブ型で もう少し前の記事には、どんな会社が「ジョブ型」を導入予定だと ...

企業が学生に期待する能力とは何か

日本の主要な企業が集まっている「日本経済団体連合会」が発表したデータによると次のようなグラフになっています。学生が考えている必要な能力と、企業がもっていて欲しいと思う能力が違うことが良くあるのでこのグラフを載せました。 日本経済団体連合会 採用と大学改革への期待に関するアンケート結果 2022/1/18より 企業が求めている上位3つの能力についてお話します。 「課題設定・解決能力」を8割以上の企業が新卒に求めている 「課題設定」とは、自社や組織の抱える問題点や改善点を具体的に見つけることです。そして「解決 ...

就職は大手企業がいいのか、中小企業がいいのか「あこがれ」に注意

大手企業、中小企業での会社員を約10年、それと自分での起業して11年以上行ってきた経験からお伝えします。また、10年にわたる大学でのキャリアデザインの講義、企業内での採用活動もたずさわってきました。その中で、本当は自分にあっていないのに、「あこがれ」で選んで失敗する人も見てきました。 ここでは本来の定義(※)の資本金や売り上げではなく、従業員数を切り口にして3つに企業規模を分類します。それぞれの規模に応じた企業では、働き方や給料などにどのような差があるのかについてお伝えいたします。(※中小企業、小企業には ...

楽しい仕事はあるのか

大学生にこの質問を聞くと、例年、約8割人があると答えていました。 就職している人に聞くとこの比率は下がるように思います。大学生のこの回答からすると、「楽しい仕事をしたい」と思っていることの裏返しとも言えそうです。 ロックバンドをやっている、甲本ヒロトさんが雑誌の中で大切なことを言っていました。 楽しいと楽は違うよ 楽しいと楽は対極だよ楽しいことがしたいんだったら楽はしちゃダメだと思うよ楽しようと思ったら 楽しいことはあきらめなきゃダメだね 甲本ヒロト 仕事でも通用する話です。仕事で楽しみたいのなら、その覚 ...

得意なことを伸ばすのと、苦手なことをなくすのはどちらに力をいれたらいいのか?(その1)

結論から言うと、「得意なことを伸ばし、苦手なことはなるべく触れない」です。 このことは、多くの著名な経営者の方たちが話されています。 しかし、学生時代の勉強においては、その逆が求められていましたので、迷ってしまうのは当然です。何か特定の科目の点数を伸ばすのではなく、苦手な科目がなるべく足を引っ張ることのないように、どの科目もまんべんなくできることが求められてきました。 どんなにある科目が得意でも100点以上は取れません。それよりも、苦手な科目を克服する方が合計点が高くなります。多くの入試や成績では合計点で ...